「優れていると思う日本の物事」では、前年に続き技術関連の項目の多くがトップ10入りした。最もスコアが高かったのは「日本のロボット工学」だったほか、前年5位だった「日本食」が2位、同じく4位だった「アニメ・漫画」が3位にランクインするなど、文化に関わる項目が初めてトップ3入りを果たした。
特に「日本食」の評価は高く、台湾、タイ、香港、ドイツ、カナダでは1位となっている。前年よりもスコアが大きく伸びたのは、ロシア(前年2倍)と韓国(前年比で9ポイント向上)の2カ国。ロシアではもともと日本食ブームが起こっており、2015年から日本産牛肉の輸入が解禁されたこと、韓国では昨年訪日観光客が過去最多となったことが影響していると考えられる。
2015年との比較では、全体的にサブカルやコンテンツ分野(ファッション、キャラクター、デザイン、コスプレ、映画、音楽)の評価が高まっている。文化関連のスコアが伸びている要因の1つに、従来にも増してSNSを通じて画像や話題が拡散していることが挙げられる。
「日本食」の認知・経験・意向では、すべての項目で「寿司」がトップとなった。認知では84.9%と過去最高をマーク(前年比9ポイントアップ)しており、経験では前年比5ポイントほどアップし7割弱へ、意向は14ポイントの大幅アップで65.5%という結果になった。
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