凸版印刷とサイジニアは5月9日、顧客1人ひとりの好みに合わせた商品を紙媒体でレコメンドするパーソナルプリントサービスを発表した。9月までに開発を完了予定。EC通販、カタログ通販、百貨店、食品宅配など、さまざまな用途での利用を狙う。また、2017年3月までに関連事業を含め凸版印刷として1億円、2018年3月には10億円の売上を目指す。
サイジニアが持つレコメンドエンジン「デクワス」と、凸版印刷の持つ小ロット単位で刷り分ける「オンデマンド印刷技術」を融合。顧客1人ひとりの好みに合わせた紙媒体を作成し、ユーザーと親和性が高いと思われる商品を提案するOne to One訴求を紙媒体で実現可能。ユーザーの手に直接届くことで、高い反応率が期待できるという。大規模印刷にも対応する。
全顧客の利用履歴からレコメンドするため、たとえ利用履歴の少ない顧客であっても、ほかの顧客の利用履歴と紐付けることでレコメンド精度を担保できるとしている。また、一度実施した施策の結果を機械学習で分析し、2回目以降の施策時に反映することで、レコメンドの精度を向上。施策の継続で、より効果が高まるとしている。
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