オンライン動画の普及がますます進む中、Googleは米国時間6月19日、動画広告テクノロジを専門に扱う新興企業mDialogを買収したことを発表した。
mDialogは、大手メディア企業と連携し、Appleの「iPhone」や「iPad」からGoogleの「Android」OS搭載端末、「Xbox」や「Roku」などストリーミング製品にいたるまで広範な製品に対する動画広告の運営および配信を支援している。
mDialogは当面、同社サービスの運営を継続する予定であるが、この新興企業のテクノロジは最終的にGoogleの広告技術スイート「DoubleClick」に組み込まれる予定だとGoogleは述べた。
「われわれはともに、ライブあるいはオンデマンドのコンテンツから収益を得る新しくより優れた手段をコンテンツ作成者に提供することを楽しみにしている」とmDialogは同社サイトで述べた。Googleはこれ以上のコメントを控えた。
今回の買収は、広告費が従来のディスプレイ広告から他の種類の広告ユニットへと移行していることを大手テクノロジ企業が認識する中で発表された。Googleなど企業は、競ってこの変化と足並みをそろえようとしてきた。米Yahooは2月、ネイティブ広告向けの広告マーケットプレイス「Gemini」を発表し、バナー広告のような枠をあからさまに設けるのではなく、見た目や雰囲気が編集コンテンツのように表示されるようにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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