筆者はこの機能を便利だと感じた。以前は、店舗を探すにはChrome、Google音声検索、マップ、Yelpなどで検索する必要があった。検索した数字をクリックすることで、直接ダイアラーから電話をかけられる場合が多かったが、コピーアンドペーストを使わなくてはならない場合もあった。これは、クリックやタップを数回減らすだけのことだが、この機能はデバイスをより統合された、シームレスなものに感じさせてくれる。
Hangoutsへの統合
古いSMSとはもうさよならだ。GoogleはSMSを「Hangouts」に組み込んだ。これで、SMSメッセージの送信も、チャットもビデオ電話も1つのアプリで行うことができる。ただし筆者個人は、この統合はあまり好きではない。そもそもHangoutsをほとんど使っていないし、この取り組みは、Googleにサービスの利用を強制されているように感じる(あるいは少なくともこのサービスがそこにあることを意識させる)。また、インターフェースもまとまっておらず、特定の相手からSMSとHangoutsのメッセージが両方来ると、スレッドは別々になり、切り替えながら使う必要がある。
Google Now
「Google Now」は「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)から登場したが、今回ユーザーは「OK、Google」と発声すれば検索を開始できるようになった。KitKatでは、このサービスに2つ修正が加えられた。第1に、Google Nowを有効にしている場合、ホームボタン長押し以外に、ホーム画面で左にスワイプすることによってもアクセスできるようになった。
第2に、検索を開始するのに、いちいち手動でGoogle Nowを起動したり、マイクのアイコンをタップする必要はなくなった。魔法の言葉を言うだけで、自動的に検索が開始される。あまりにも自動的で、熱心すぎると感じるほどだ。実際、遠くからでも十分大きな声で「OK、Google」と言えば、デバイスを手にしなくても検索できる(あるいは、似たような発音の言葉でも起動できる)。もちろん、この機能を設定で無効にすることもできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス