「Android OS」はスマートフォン市場でシェアを拡大し続けている。
市場調査会社Strategy Analyticsが米国時間10月31日に公開したレポートによると、GoogleのモバイルOSであるAndroidの世界市場における2013年第3四半期のシェアは、前年同期の75%から81.3%に増加したという。Android携帯の出荷台数は前年同期の1億2960万台から大きく増加し、2億440万台になった。
第2位であるAppleの場合、「iOS」搭載機器の出荷台数が3380万台に増加したにもかかわらず、シェアは前年同期の15.6%から13.4%へと低下した。しかしAppleは第4四半期、「iPhone 5s」に対する需要のおかげで失った市場シェアのいくらかは取り戻せるはずだ。
Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるScott Bicheno氏は声明で「Appleはローエンドのスマートフォン市場におけるプレゼンスが限られているせいもあり、Androidにシェアを奪われた」と述べるとともに、「Androidが今後もシェアを拡大し続けるためには、出荷台数ベースでApple製品をさらに侵食する必要があるだろう。しかし、目先のことに限って言えば、その可能性は低い。というのも、新しいiPhone 5sの人気が高く、Apple製品は2013年第4四半期に世界市場で出荷台数を回復すると考えられるためだ」と語っている。
「Windows Phone」の出荷台数は、前年同期の370万台から178%増となる1020万台へと大きく伸び、その市場シェアは2%から4%へと倍増した。MicrosoftのモバイルOSは現在、スマートフォンのプラットフォームとして最も急速に成長している。
Strategy AnalyticsのエグゼクティブディレクターであるNeil Mawston氏は声明で「MicrosoftのOSの伸びは、Nokiaと、着実に進歩しつつある同社のLumia製品群が欧州やアジア、米国で健闘しているおかげだと言ってもよい」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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