299.99ドルの新型「GALAXY Note 3」は、大型スマートフォンデザインの傑作だ。この人目を引くデバイスは、大きく、派手で、恐ろしく高速であるだけでなく、驚くほどシャープな5.7インチディスプレイと、長持ちするバッテリを持っている。より重要なのは、GALAXY Note 3が先代の「GALAXY Note II」よりも洗練されたデザインと、合理的になった「Sペン(S Pen)」インターフェース、「GALAXY S4」と同じ優れたカメラを備えているということだ。
このGALAXY Noteシリーズの3代目は、過去最高の新型であり、考え抜かれたSペンインターフェースのおかげで、主流の顧客が欲しがる出来に仕上がっている。実際、これは市場に出回っているあらゆる主要なデバイスをしのぐものであり、「Palm Treo」以来初めて、筆者にスタイラスでスマートフォンを使うことを真剣に考えさせたデバイスだ。
Note 3は、先代よりも大きくアップグレードされている。一言で言えば、GALAXY Note 3の特徴は、より大きな5.7インチフルHD画面、改良されたSペンの機能と「S Note(Sノート)」アプリ、軽いボディ、プロセッサの処理速度の大きな向上、Flipboardの技術を使った組み込みニュースアプリを持つことだ。
サムスンの改良の方向性は、GALAXY Note 3の物理的な外見に明確に表れている。筆者の目から見ると、このデバイスは従来の2つのモデルよりもずっとエレガントで洗練されている。高さは151.2mm、幅は79.2mmで、厚さはわずか8.3mmしかないNote 3は、先代よりも高さも幅もわずかに大きいだけだ。しかもこの新型は、スクリーンが大きくなっているにも関わらず(5.5インチから5.7インチになった)、さらに薄くなった。
サムスンは厚さをコンマ数インチそぎ落とすのと同時に、デバイスの重さも約14g軽くし、Note 3の重さは168gになった。これは、過去もっとも洗練されたGALAXY Noteだが、HTCの「ONE」、GALAXY S4、Motorolaの「Droid Maxx」など各メーカーの比較的大型の主力スマートフォンと比べてもはるかに大きい。一方で、6.3インチの巨大なスクリーンを持つサムスンの「GALAXY Mega」に比べれば、Note 3はまともなサイズに思える。
Note 3はデザインの点でも、なめらかなプラスチック製の角の丸いフレームを持つGALAXY S4や過去のGALAXY Noteからは大きく変わった。Note 3は派手なクロム風の枠で囲われた長方形のシャーシを持ち、その背面はレザーを模したデザインになっている。この模造皮革の背面とシルバーのアクセントが、1960年代のSamsoniteのブリーフケースをイメージさせる。さらにレトロなファッションアクセサリを思わせるのが、背面のふちに沿って走るダミーの縫い目だ。
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