これは信じてもらうしかないのだが、サムスンのGALAXY Note 3のスクリーンはとにかくゴージャスだ。この5.7インチものサイズのAMOLEDディスプレイは、非常に鮮明なフルHDの解像度(1920×1080)を持っており、ピクセル密度はなんと385ppiに達する。これは、もっと画面が小さなiPhone 5s(4インチ、326ppi)や、サムスン自身のGALAXY S4(5インチ、441ppi)に匹敵する細かさだ。
これは確実に、GALAXY Note II(5.5インチ、267ppi、1280×720ピクセル)を見た時の体験を上回っている。Note IIの画面に表示される文字は、Note 3には鮮明さで劣る。また、技術的に言えばHTCの「One」(4.7インチ、468ppi)の方がシャープな画面を持っているものの、Note 3と並べてみると、その表示領域はずいぶん小さく感じられる。
Note 3のコントラストの高いディスプレイは、彩度の高い色と深い黒を広い視野角から楽しめる。GALAXY Note IIと同様に、スクリーンには5つのモードがあり(Adapt Display、Dynamic、Standard、Professional Photo、Movie)、それぞれ特別に調整された色設定になっている。筆者が気に入っているのは、色が実物そっくりのMovieモードだ。サムスンはこのモードにさらに磨きをかけたようで、Note IIの同じモードよりもさらに自然な色に見える。
先代よりも画面がより明るく、シャープになっているため、このデバイスで見る視覚的コンテンツはどれも極めて魅力的に映る。映画の予告トレイラーの登場人物は、画面から飛び出て見えるようだし、写真や動画の細部は驚くほど鮮明だ。筆者が小さなディスプレイではお勧めしていない、デスクトップ版ウェブサイトの閲覧も、目に負担をかけることなく快適に行うことができた。
熱心なGALAXY Noteファンでさえ、Sペンを頻繁に使っているかどうかは疑わしいし、少なくとも複雑な文字を使っている言語圏以外では、使っている人はほとんどいないだろう。しかし、サムスンはこの3番目のGALAXY Noteで、より多くのユーザーをSペン信者にしたいと考えているようだ。同社は、Note 3(およびタブレットのNote 10.1)のSペン体験を改善し、新たな機能やツールを数多く追加してユーザーを混乱させるよりも、既存の機能を良くすることに力を入れたと述べている。
Sペンは初めて登場した時と比べると大きくそのゴールに近づいており、筆者自身、Sペンを使いたいと思っている。では、Sペンはどのように使えるのかを説明しよう。
Sペンを収納スペースから取り出すと、「Air Command(エアコマンド)」と呼ばれる扇状のものが表示される。エアコマンドは、どの画面やアプリが表示されていても、Sペンを画面に近づけて、ペンのボタンを押せば起動する。エアコマンドを追加したという1点の変更だけで、Sペンは普通のユーザーにとって魅力的なツールになった。
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