ゲームコントローラがあれば、ゲーム開発会社による、家庭用ゲーム機品質の先端的なゲームの開発を後押しするのではないだろうか。そのようなゲームなら、A7のグラフィック性能を最大限に生かすこともできるだろう。A7プロセッサは、高度な視覚効果とグラフィック機能を利用可能なAPIである「OpenGL ES 3.0」に対応している。iPhone 5sのゲームの限界は、まだまったく見えていない。
iPhone 5sにはもう1つ新しいプロセッサが搭載されており、これは今後の「iPod」やウェアラブルデバイスとの連携をにらんだものかもしれない。M7プロセッサはiPhoneの加速度計、ジャイロスコープ、コンパスから得られたモーション検知データを、A7プロセッサに負荷をかけずに処理することができる。
これは、Bluetooth 4.0でFitbit製品や「Pebble Watch」などのウェアラブルデバイスと接続した場合と同じように、バッテリをあまり消費しない、新世代の改良された健康アプリや、モーションを活用したアプリへの扉を開くかもしれない。このプロセッサは、Appleの9月のイベントでは触れられなかった将来のiWatchや、次世代のiPodにも搭載されるのだろうか?筆者はそう考えている。
M7は電源管理にも関わっているようであり、高速なプロセッサでもバッテリ持続時間を維持するのに一役買っているのかもしれない。現時点では、M7プロセッサは、ユーザーの目に見える貢献はしていない。新しいiOS 7の「Maps(マップ)」アプリは、自動的にユーザーが運転しているのか、歩いているのかを判別して、正しい表現方法を選択するが、筆者が近くの動物園にナビ機能を使用して運転して行った時には、これが効果を発揮したことはなかった(あるいは、効果を発揮したことはわからなかった)。
iPhone 5cと5sには、どちらもAppleの最新モバイルOSであるiOS 7が最初からインストールされている。iPhone 5がiPhoneのハードウェアを一新したように、iOS 7ではグラフィックとデザインに大がかりなオーバーホールが施されている。よく使われるアプリのレイアウトは新しくなり、「Siri」は大きく強化されて、できることも引き出せる情報も多くなり、呼び出し音やアラート音まで新しくなっている。
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