iPhone 5sには、iPhone 5と同様にデュアルバンドの802.11 a/b/g/n Wi-FiとBluetooth 4.0が搭載されている。iOS 7に搭載された、AppleのAirDropテクノロジは、ローカルファイルの共有を可能にしており、iPhoneに近距離無線通信(NFC)が採用されていないことによるデメリットを減らしているが、まだNFCを搭載したAppleのデバイスは1つもないことは注目に値する。iPhone 5cと5sはまた、2013年版の「MacBook Air」や「AirPort」を含む多くの製品で導入されたより高速な802.11acも使用できない。これだけ他の機能が充実しているiPhone 5sで、802.11acが省かれていることは、驚くべきことだ。
2012年に、iPhone 5でLTEが追加されたことで、ウェブの閲覧は劇的に高速化された。さらに、Appleは国際的な互換性を高めるため、より多くのキャリアに対応したが、これで米国のユーザーの体験が大きく変わることはないだろう。
筆者のオフィスで試してみたところ、AT&Tのネットワークでアンテナ表示が最大の状態で、ダウンロード速度が20.7Mbps、アップロード速度が2.5Mbpsだった。iPhone 5cはそれぞれ18.3Mbpsと4.1Mbpsであり、大きな違いはなかった。
平均的な使い方をしている限り、iPhone 5sの通話品質は、iPhone 5と変わらなかった。不在着信、通話の中断も同じ水準であり、音声の品質も、AT&Tを使ったレビュー用モデルでは同程度だった。iPhone 5sが基本的に先代と同じ設計になっていることを考えれば、これは不思議ではない。
気になる人は、以下の音声で通話品質を確認してみてほしい。AT&T版のiPhone 5sの通話品質は、AT&T版iPhone 5cとほぼ同じだった。
iPhone 5sの通話品質サンプル
Listen now:
iOS 7を使ったWi-Fi越しのFaceTimeによる音声通話は、はるかに高品質で、多くの人が通常の電話よりもこちらを使い始めるかもしれない。
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