「iPhone 5s」を分解したiFixitの記事で注目すべき点の1つは、この端末の非常に優れたカメラにソニーの新しいセンサが使われていることだ。
iFixitによると、Appleは「iPhone 5」の時と同じように、ソニー製センサの「新しいバージョン」を採用したという。
刻印は、われわれが「iPhone 4S」およびiPhone 5で確認したソニー製「IMX145」を格納するカメラモジュール上の刻印との一貫性がある。モジュール側面の刻印は異なるが、業界内部の関係者から聞いた話では、今回もソニー製だという。(中略)Appleによるとカメラの画素ピッチは1.5ミクロンということなので、このセンサはIMX145ではなく新しいバージョンのはずだ。
もともとiPhone 5のカメラも素晴らしいが、米CNETが見たところ、iPhone 5sのカメラはさらに改良されている。
米CNETは、iPhone 5sの8メガピクセルのカメラについて次のように書いている。「iPhone 5sで、これだけは間違いなく期待できるのは、さらに優れたカメラを備えているということだ。(中略)近接撮影では、驚くほどのディテールを捉えつつ被写界深度の浅い効果を生かして、いっそう『一眼レフのよう』に感じられる写真が撮れる」
恐れを知らない分解のエキスパートであるiFixitは、サファイアクリスタル製の新しいホームボタンとその下にある指紋スキャナも取り外した。
「Touch IDのCMOSチップは基本的に、非常に小さなコンデンサを集めたもので、これが指先の隆線の『イメージ』を作成する」と、iFixitは書いている。
「センサを覆うサファイアクリスタルが、多くのCMOS指紋センサと同じように、時間が経過しても劣化せずにセンサをどれだけ保護していられるか心配だ」と、iFixitは付け加えた。
分解作業はすべてが順調に進んだわけではない。
「(iPhone)5sのsは、stuck(固着した)のsかもしれない。なにしろ、バッテリが大量の接着剤で固定されているのだから」と、iFixitは述べている。つまり、バッテリの交換は簡単ではないということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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