--Google Glassを着用して近眼にならないか。Google Glassは視野を遮らないか。
Google Glass自体は矯正用のメガネではなく、目下のところ、Google Glassの画面を見ることが長期的に視覚にどのような影響を与えるのかも調査されていない。Googleが米CNETに語ったところによれば、同社は長期間の使用について、少なくとも1名の眼科医、ハーバード大学医学大学院の眼科で教授を務めるEli Peli氏に助言を求めたという。今までのところ、Googleは懸念すべき理由はないと述べている。
--電磁波を気にする必要はあるか。
Google Glassはスマートフォンではない。つまり、Google Glassにはセルラー方式の送受信機はなく、放射の比吸収率についての評価もされていない。このデバイスはBluetoothやWi-Fiを通じてスマートフォンに接続される。Bluetoothが送信する電波は携帯電話に比べてはるかに弱い。したがって、Bluetoothヘッドセットを着用しているのと変わらないはずだ。
Wi-Fiもセルラー信号より弱い。また、無線信号やコードレス電話の信号を含め、われわれは四六時中電波に囲まれている。しかしWi-Fiを頭部のそばで着用するとなると、話は違ってくる可能性があり、調べる価値がある。Wi-Fiが健康に与え得る影響についての議論はほとんどなされていない。Google Glassやその他のデバイスがさらなる研究のきっかけとなるだろう。
--Google Glassはユーザーに対してスパイ行為を働いているのか。
陰謀説が描かれた小説の話は止めよう。Google Glassを使用するは、意図的な行動が必要となる。Google Glassは周囲のスキャンや分析などは行わず、母機に写真やビデオを送信したりもしない。リラックスしよう。
--それでは、写真撮影や録音をしているかもしれないことは、人々に分かるのか。
現時点では、Google Glass Explorer Editionで写真を撮ると、音声コマンドを使用しない場合には必ず、シャッターの音がする。街角で隠れて人々を撮影したり録音したりしようとしても、こそこそした分だけ目立ってしまうのだから、釣り合いが取れていると言えるだろう。
--別の人の音声でGoogle Glassを乗っ取ることはできるのか。
音声入力とタッチを組み合わせるため、Google Glassの使用時には何をするにしても意図的に行う必要がある。米CNETのある記者は、ヤンキース戦の観客のけたたましい声をGoogle Glassがコマンドと勘違いして連絡先を呼び出し、「Oklahoma」を検索し始めるという誤作動を起こしたのに気付いた。
--Google Glassの付属したメガネはいくらで購入できるのか。
非常によい質問だ。先端技術を備える処方に基づくメガネやサングラスは通常のものよりも間違いなく高価になると思われる。しかし、メガネメーカーは1500ドルのメガネをそれほど多く売らないだろう。完全な推測という危険を冒して言うが、筆者はハイエンドのGoogle Glassメガネはアーリーアダプター向けに600ドル~800ドルとなると予想する。そして、時間の経過や競合他社の参入、機能の一層の実用化とともに、価格は低下していくだろう。
--Google Glassはいつ買えるのか。
今のところ、Google Glass Explorer Editionは市販されていない。開発者プログラムの一環として購入したか、ソーシャルメディアのキャンペーンの一環として獲得していないのであれば、2014年の最初の市販開始まで待たなければならない。
--Google Glassはどこで手に入れることができるのか。
Google Glassが付属したフレームは、現在度付きメガネやハイエンドのサングラスを販売する場所ならどこででも販売される可能性がある。Google Glassは技術的な側面も持ち合わせているため、Best Buyなどのテクノロジ系のチェーン店や、おそらくは通信キャリアの店舗でアクセサリとしてGoogle Glassのデザインを目にする機会も期待できるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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