--強度はどのくらいか。
Google Glass Explorer Editionのフレームは、チタンとプラスチックでできていて、強く曲げることで調節するようになっているので、かなり頑丈だ。また筆者は高さ6フィート(約1.8m)からコンクリートの床に(意図的にではなく)落としてしまったのだが、どこも壊れなかった。
--防水性能はあるか。
もちろんない。この質問に対するGoogleの答えは次の通りだ。「Google Glassデバイスやバッテリを水分に触れさせないこと。水分が電子部品に入り込み、腐食することがある」
--バッテリ持続時間はどのくらいか。
Googleは、Google Hangoutのようなバッテリを多く消費する機能を使わない限り、丸1日持続するとしている。しかし米CNETのGoogle Glassはいずれも、それよりずっと速く、断続的に数時間使っただけでバッテリがゼロになった。もちろんそれは、最終的な製品でバッテリ持続時間が向上しないという意味ではないが、今のところは、Google Glassを使い続けるというのは難しい。
--ワイヤレス充電は可能か。
ワイヤレス充電機能は今のところ用意されていないが、このデバイスは縦方向の空間を利用する次世代の充電方式に非常に向いているだろう。現時点では、このデバイスを充電面に対して平行に置く必要がある。それは、このような格好の良いフレームにはあまり実際的ではない。
--ストレージはどのくらいあるのか。
内部ストレージが16Gバイトと、Googleクラウドとの同期機能がある。悪くはない容量だ。ただし容量全体のうち、ユーザーが使えるのは12Gバイトから12.5Gバイトほどだ。
--Google Glassは通常のメガネよりも重いか。
Google Glassの重さは1.28オンス(約36.3g)で、通常のメガネフレームは形状によって、これより軽いものも重いものもあるだろう。Google Glassを内部に組み込んだ将来のフレームは、Google Glassなしのメガネよりも少し重くなるかもしれない。
--視覚障害者用の補助器具として使うことはできるか。
音声読み上げ機能はあるものの、Google Glassには拡張現実機能は(まだ)ない。またベータ版であるExplorer Editionには、役に立つ可能性のある環境光センサや近接センサ、赤外線センサといった、ほかの便利なセンサも搭載されていない。しかしGoogleはこうしたテクノロジについて、ベンダーと協力したいと考えているに違いない。
--リブートはどうやって行うのか。
リブートは簡単だ。デバイスをオンまたはオフにするための円形の電源ボタンを押すだけでいい。ハードリブートを開始するには、電源ボタンを15秒間押し続ける。
--カメラの解像度はどれほどあるのか。
5メガピクセルのカメラが搭載されている。
--このカメラの画質は十分か。
画質はまずまずだ。サンプル画像を見るには、米CNETのレビューを読んでほしい。この試作品にとっては、実際の写真の美しさよりも、便利さという要素の方が重要なのだと思う。
当面注目すべき点は、Google Glassがカメラのファインダーを使うのは、ユーザーが音声コマンドを出した場合だけだということだ。シャッターボタンを押した場合には、撮影した後にしか画像を見ることができない(これは良くない)。いずれにしても、不要な写真はGoogle Glassから直接消去できる。
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