Googleは米国時間4月16日、モバイルユーザーの検索の高速化を目的とした、2つの新機能を発表した。
GoogleのソフトウェアエンジニアのHiroshi Mizuno氏とAlex Fische氏は、新機能について説明する同社のブログ投稿で、「出先で情報を調べるときは、スピードが重要だ」としている。
モバイルユーザーは16日から、拡張型のサイトリンクを利用できるようになる。これにより、サイトの特定セクションに素早くアクセスすることができ、アクセスするページ数を減らせる。
例えば、モバイルユーザーが見たい新作映画を探す時に、映画レビューサイトRotten Tomatoesのホームページ全体を見て回る代わりに、検索結果で、Rotten Tomatoesのメインページへのリンクの下に表示される「In Theaters」(上映中)というクイックリンクを利用できる。このリンクには、映画や各地の映画館についての簡単な情報が載っているので、ユーザーは探している情報にたどり着くまでのクリック数を減らすことができる。
Googleは、「Quick view」と呼ばれる検索機能も実験的に導入しており、この機能では、Wikipediaが提供する関連情報が表示される。Googleによるデモでは、モバイルユーザーが「poker hands」(ポーカーの持ち札)を検索すると、検索結果内に「Quick view」という青いバッジが表示され、これをクリックすると、Wikipediaページに載っている、ポーカーの持ち札のスナップショットが表示されるようになっている。
Googleは、この新機能は実験段階であり、現在はWikipediaの情報に限られているが、ほかのウェブサイトにも拡大するよう取り組んでいるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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