PINコードの桁数拡張によるセキュリティ向上
iOSは現在、ロック画面におけるロックを解除するためのパスワードセキュリティを2種類提供している。つまり、英数字を組み合わせた複雑なパスワードと、4桁の数字からなる単純なPINコードだ。しかしPINコードは、たいていのハッカー予備軍であれば、ユーザーの手の動きをそのまま記憶し、セキュリティを無力化してしまえるはずだ。また多くのユーザーは、iPhoneやiPadから数分間離れただけでパスワードを入力させられるということを繰り返しているうちに、その手間にうんざりしてくるため、ITポリシーで規定されているような英数字からなる長めのパスワードを使用したいとは思っていない。
しかし、4桁の数字からなるPINコードを拡張し、その桁数を(例えば7~8桁に)増やすだけでセキュリティレベルを大きく向上させるとともに、エンドユーザーへの負担も最小限に抑えられるはずだ。4桁の数字は簡単に記憶できても、8桁の数字はなかなか記憶できないだろう。