2012年のウェブを占う--IE10やChromeなど5つの予測

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年12月21日 07時40分

 ウェブの変化の速さを考えると、来週起こることを予測するのは難しい。来年のこととなるとなおさらだ。

 ウェブは2000年代に何年か落ち着いた時期があったが、この数年間は活気づいている。開発者は機能を進化させ、ユーザーがウェブで過ごす時間が増え、ブラウザメーカーは激しい競争を続けている。

 広い範囲の話で、ウェブテクノロジの重要性と洗練度が今後高まっていくということは、容易に想像できる。しかし詳細については、2012年に以下の5つのことが起こると筆者は予想している。

IE10が驚きをもたらす

 「Internet Explorer 9」(IE9)はウェブ開発者や競合するブラウザメーカーへの威嚇射撃だったが、MicrosoftはIEを長年放置していた遅れを取り戻そうとしていた。「Internet Explorer 10」(IE10)の開発のペースを見ると、同社が熱意を持って臨んでいることが分かる。同社はライバルに追いつこうとする段階を終えて、先頭集団に加わった。かつてのIEは新しい標準のサポートという点で「Firefox」「Safari」「Opera」「Google Chrome」に後れを取っていたが、今は互角に戦っている。Microsoftは標準の開発に積極的に貢献している。

 MicrosoftはIE10に誇り以上のものを賭けている。IE10は「Windows 8」の新しい「Metro」スタイルアプリの基盤となるものだ。これは、意匠を凝らしたアニメーション効果やハードウェアアクセラレーションをウェブにもたらすためのすべての作業が、Windowsにも流用されるということを意味している。Microsoftはウェブテクノロジにすべてを賭けた。したがって、IE10はきっと強力なものになるだろう。

 IE10はすべての人が使えるわけではない。「Windows 7」かWindows 8が必要だ。IE9は膨大な数の「Windows XP」ユーザーを置き去りにした。IE10ではそれに加えて「Windows Vista」も見捨てられることになる。これより、メインストリームユーザーへの影響が限定的なものになるはずだ。しかし、Microsoftはタブレットおよびスマートフォン市場でAppleに追いつこうと苦戦しているものの、IE10は一大勢力になるだろう。Intelの最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏が述べたように、PC市場は古くなってしまったのかもしれないが、それでも大きな市場だ。IE10をWindows 8に組み込むことで、大きな存在感を発揮するだろう。あと、IE6やIE7のような古いバージョンのInternet Explorerを使っている人は気をつけてほしい。Microsoftは2012年1月より、IEの自動アップデートを開始するからだ。

 ここで1つ注意事項がある。WebGLだ。MicrosoftはWebGLについて、セキュリティリスクだと公に批判してきた。WebGL陣営は、WebGLをMicrosoft自身の新しい「Silverlight 3D」インターフェースと同じくらいセキュアにできることをMicrosoftが理解すれば、同社の考えが変わると信じている。しかし、Microsoftのプログラマーが抵抗を続けた場合、ウェブベースのゲームをプレイするときは別のブラウザに切り替えなければならなくなるかもしれない。

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