近隣地域向けSNS「Nextdoor」--デジタル時代の近所づきあい

Laura Locke (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年11月02日 07時30分
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 作家のWalter Kirn氏は2011年の真夏、非常に感動的で真実味のあるツイートを投稿した。筆者はすぐさま「お気に入り」に登録し、リツイートした。次のような内容だ。「ソーシャルメディアに関する素晴らしくも暗く、そして、支配的な洞察は、ほとんどの人々が1人によるソーシャル活動を好んでいるというものだ

Nextdoor

 もちろん、新たに登場したこの種の共有とリアルタイムコミュニケーションはすべて、実に素晴らしいものだ。しかし、われわれの影響の及ぶ範囲や利用のしやすさを向上させるそのデジタルツールが、どういうわけか以前にも増して人間関係を疎遠なものにしている。人と人のつながりやコミュニケーションの間にあまりにも多くのガジェットや携帯端末が介在する傾向が強まっているようだ。

 米国時間10月26日、物理的に極めて近くにいる人々、すなわち隣人同士の距離を縮める新たなソーシャルネットワークが全米で公開された。そのソーシャルネットワークには、「Nextdoor」というふさわしい名前が付けられている。隣人同士が、自分たちの特定のコミュニティーにおける重要な情報やサービス、出来事について、オンラインでつながり、コミュニケーションをとれるように設計されている。デジタル時代になって、なぜか隣人とのつきあいというものが失われてしまったが、Nextdoorはそれを覆そうとしている。

 Nextdoorの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるNirav Tolia氏は米CNETに対し、「人々はコミュニティーという感覚を取り戻すために、このテクノロジを利用している」と述べた。大半の米国人は一部の隣人の名前しか知らず、28%は1人の隣人の名前も知らないというPew Researchの調査結果を考えると、それは良いことだ。

 1年間のプライベートベータを経たNextdoorは口コミによって、カリフォルニア州メンロパークから26州の175地域へと急速に広まった。どうやら、マーケティングや広告、フォーカスグループ、金銭的なインセンティブは全く関わっていないようだ。Tolia氏によると、ひとたび地域の住民がNextdoorに参加すると急速な普及が始まり、隣人たちは積極的に関与するようになるという。「彼らはまるで公共施設であるかのように頼っている」(Tolia氏)

Nextdoorのメインページ。
提供:Nextdoor
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