EpinionsとShopping.comで重要な役割を担うなど、新興企業での経験が豊富なTolia氏は、Nextdoorが大きく成長するとの予測を語る。今後2~3年のうちに、「すべての地域がプライベートなソーシャルネットワークを通してつながるようになる」という。
カリフォルニア州レッドウッドも、Nextdoorのアプローチを歓迎している都市の1つである。このベイエリアの都市にある22の地域すべてが、近いうちにNextdoor上にプライベートウェブサイトを構築する予定だ。しかし、Nextdoorを利用しているのはテクノロジに精通したコミュニティーだけではない。メンフィスからサンタフェまで、多くの地域がこの新ツールを歓迎している。
蓋を開けてみると、Nextdoorのアーリーアダプターになったのはホームオーナーズアソシエーション(Home Owner's Association:HOA)、仕事と育児を両立させている母親、子供が成長して家を出ていった家庭の親などだった。HOAは、時間とテクノロジに制約があるボランティアによって運営されることが多い。さまざまな活動や用事、学校の間を忙しく走り回っている母親は、隣人やコミュニティーリソースとのつながりを重視しており、Nextdoorはその実現を容易にする、とTolia氏は述べた。
Tolia氏はビジネスモデルについて、「ユーザー体験を適切なものにすることは本当に重要だ。Nextdoorには十分に資金が提供されており、これ以上の資金提供は求めていない」と述べた。ただし、Nextdoorは将来的に地元企業と協力して、地域に特化したお得情報を提供する予定だ、とBenchmarkのBill Gurley氏は話した。「Benchmarkは非常に忍耐強い投資会社だ。わたしは全く急いでいない。巨大なインパクトを残すことにもっと大きな関心を抱いている」(Gurley氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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