「TwitterはSNSではない」:Twitter幹部が語るモバイル対応

Rafe Needleman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年09月28日 12時47分

 サンフランシスコ発--Twitterのエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるMichael Abbott氏は米国時間9月27日、当地で開催されたMobilizeカンファレンスにおいて、スマートフォンやタブレットといった新しいモバイル機器にTwitterをいかに適応させていくかについて語った。Abbott氏によれば、今日のデバイスは位置情報に対応しているため、通知と発見がますます重要になっているという。また、現在は45%のツイートがモバイル機器からのものだという。

 例えばニューヨークからサンフランシスコに旅行する場合、サンフランシスコでの火事に関する一連のツイートが、その旅行中に意味を持つかもしれないとAbbott氏は言う。同氏によれば、たとえユーザーがサンフランシスコ消防局や地方の緊急情報チャンネルをフォローしていなくても、Twitterはユーザーにとって重要な情報が何かを判断でき、その情報をユーザーに送れるはずだという。

 「われわれはソーシャルネットワークではない。情報ネットワークだ」(Abbott氏)

 Twitterはまた、Twitterのサービスが利用できるすべてのデバイスとプラットフォームでその体験が一貫したものになるよう力を注いでいる。Abbott氏は、ウェブそのものが、Twitterにとって「iOS」と「Android」に次いで3番目に重要なモバイルプラットフォームだと考えている。

 Twitterは、Appleの「iOS 5」リリースによるユーザーの殺到に備えて準備している。Twitterは劇的に成長しており、そのアクティブユーザー数は、2011年の初めから82%増えて1億人になっているが、Abbott氏は「Fail Whale」が現れることはないと話す。同氏はまた、「Twitterのインフラストラクチャには、ここ9か月間で、それ以前の5年間よりも多くの変更があった」と述べた。

Mobilizeで語るMichael Abbott氏(右)
Mobilizeで語るMichael Abbott氏(右)
提供: Rafe Needleman/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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