Page氏は電話会議の中で、「多くのハードウェアパートナーがAndroidの成功に貢献してくれており、われわれは、傑出したユーザー体験を提供するために、それらすべてのパートナーと平等な条件で協業を継続していくことを楽しみにしている。Androidはオープンソースプラットフォームとして構築され、今後もそれは変わらない。われわれは2007年11月のOpen Handset Allianceの発足以来、それに全力を傾けてきた。われわれの計画では、MotorolaはAndroidのライセンシーという状態を維持することになる」と述べた。
しかし、Googleは同社のソフトウェアおよびサービスをMotorolaのハードウェアとより密接に統合し、それを本当の意味でGoogle中心の初めての携帯電話にする道を選ぶことも可能だ。GoogleはHTC製の「Nexus One」やサムスン製の「Nexus S」でしてきたように、新しいMotorolaのデバイスで高度な機能を追加し、Googleのサービスとのより密接な連携機能を提供することもできる。Motorolaが同社デバイスの一番上のレイヤとして使用している「MOTOBLUR」ソフトウェアは段階的に消えていくかもしれない。
アナリスト企業GartnerのアナリストであるMichael Gartenberg氏は、「時間とともに、Motorolaデバイスは標準のAndroidデバイスのようになると予測している」と述べた。
Appleは、根幹を成すソフトウェアからハードウェア、さらにはそれらのデバイスが利用するサービスまで、モバイル体験のすべてをコントロールすることの利点をすでに実証している。Appleは「iPhone」と「iPad」の販売によって、「iTunes」音楽ストアおよび「App Store」の売り上げを伸ばしている。さらに、同社は近いうちに「iCloud」サービスの提供も開始する予定だ。
Googleも同社独自のクラウドベースのサービスによって、同じ道を歩んでいる。すでに「Music Beta by Google」サービスの提供を開始しており、先ごろにはソーシャルネットワークプラットフォームの「Google+」も立ち上げた。Googleを中心に据えたAndroidデバイスの登場によって、これらのサービスの加入者がさらに増える可能性もある。
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