MSのウェブ標準化活動への復帰--いまだ残る他社との摩擦 - (page 3)

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年05月12日 07時30分
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 Microsoftは「同じマークアップ」を求めており、それについて次のように説明している。「ウェブブラウザは全く同じマークアップ、つまり同じHTMLと同じCSS、同じスクリプトを同じ方法でレンダリングすべきだ。しかし、現状はそうではない。同一のマークアップがさまざまなブラウザで同じように機能できるようにすることは、HTML5を成功に導く上で、パフォーマンスと同じくらい重要なことだ」

 今日の慣習は乱雑で、非互換性という問題を抱えている。しかしそれは、新しいテクノロジを真の標準として確立する前に現実世界でテストするのはいいことだという考え方を反映している。

 開発者の苦悩を表す一例としてHachamovitch氏が提示したのは、「Web Sockets」のサポートを見合わせるというMozillaの決定だ。Web Socketsは、ウェブブラウザとサーバの間の通信を向上させるウェブテクノロジだ。

 Mozillaのエバンジェリズム担当ディレクターChris Blizzard氏は、次のように述べている。「残念なことに、Web Socketsの仕様自体はいまだに改訂中だ。実際には、WebSocketsは「Chrome 4」に搭載されており、「Chrome 5」にも変更を加えることなく含まれる予定だとChrome開発者から聞いている。残念ながら、GoogleがChromeに搭載したバージョンは、最新のドラフトを反映していない。WebSocketsには大きな可能性があるので、われわれはそれを搭載したいと考えている。しかし、搭載するに足る安定性と安全性を備えているかどうか見極めなければならないだろう」

 Shaver氏はそのプロセスを擁護した。「Chromeが同標準の発展の道を進んでいる限り、皆が同時にそれを搭載する必要はない。われわれもパッチの準備を進めており、それが仕様に関するフィードバックにつながった。したがって、わたしの知る限り、このシステムは機能している」(Shaver氏)

 Shaver氏は開発者に利する方法で新しいウェブ標準を確立することに関して、Microsoftにアドバイスを提示した。

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