日本は今、「スマートフォン」へのスイッチの大きなタイミングを迎えている。アップル&ソフトバンクの「iPhone 3GS」が販売好調な中、4月にはドコモからソニー・エリクソンのAndroidフォン「Xperia」が、そして6月にはauからスマートフォンが登場することがアナウンスされている。
春は、新生活がスタートするタイミングでもある。これを機に、携帯電話も思い切って話題のスマートフォンへ切り替えようと考えている人もいることだろう。
今回、スマートフォンを愛して止まない5人のユーザーが集まり、それぞれにスマートフォンの魅力や便利な使い方を語る緊急座談会を開催した。実際のユーザーの声を参考に、自分なりのスマートフォン選びや使いこなしの参考にしてみてはどうだろうか。
今回の座談会に集ったのは、iPhone、Androidフォン、Windows Phoneのユーザー。まずは自己紹介を兼ねて、それぞれのスマートフォン歴を語ってもらった。
スマートフォンとしては、Nokia 702NKと702NKIIからはじまって、iPhone 3G 、iPhone 3GSと使っています。
3GSは、当初買うつもりはなかったんですが、アップルストアに在庫があって、3日こらえたんですがダメでした(笑)。実機を触って、こんなに動作が軽いのか、と。朝起きるときに、iPhoneを枕元に忍ばせておいて、気持ちよく起こしてもらってます。
ジャーナリストとして活動しながら大学で研究し、教鞭を執っています。テーマはモバイルやウェブなど、パーソナルメディアが中心です。
初めてのスマートフォンはウィルコムのW-ZERO3 [es]。それ以来、X01HT、X02NKなどのソフトバンクのスマートフォンを使い、2008年7月からiPhone 3G、2009年にはiPhone 3GSを購入しました。現在はiPhone1台で生活しています。
インプレスジャパンで書籍の編集をしています。ウィルコムのW-ZERO3 [es]がきっかけでスマートフォンを使い始めて今年で4年目です。
W-ZERO3 [es]、Advanced/W-ZERO3[es](アドエス)、WILLCOM 03と使ってきたのですが、現在はAndroidフォンに乗り換えています。
仕事はシステム開発、業務アプリの開発をしています。また、現在は「日本Androidの会女子部」に所属しています。やはり、初めてのスマートフォンはW-ZERO3 [es]でした。現在のメインはAndroidフォンで、ほとんどそれを使っています。一応、サブ機としてはアドエスを使っていますが、現在はほとんど稼働していません。SIMが刺さっていない端末としては“Palm Pre”が一番好きです。見た目、UIともに(笑)。ただ、日本語入力が厳しいこともあり、Android端末を利用しています。
僕もみなさんと同じく、ウィルコムのW-ZERO3 [es]からのスマートフォンユーザーです。その後、アドエスに移って、現在はHYBRID W-ZERO3を使っています。浮気なしで、ウィルコム、Windows Mobile一筋です。
スマートフォン歴を聞いたところ、5人中4人が口をそろえて、スマートフォンの入り口となった端末をウィルコムの「W-ZERO3[es]」と答えた点には驚いた。
タッチパネルとフルキーボードに加えてテンキーも用意し、普通のケータイの使い勝手も備え、さらに当時のスマートフォンには珍しく複数の色が用意されていた。日本人がスマートフォンを手に取るようになるきっかけとして、W-ZERO3[es]の功績は大きかったということだろう。
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