携帯電話市場におけるハイエンドな領域への事業拡大を図るOpera Softwareは、「Android」向け「Opera Mini 5」のベータ版をリリースした。
OperaのMiniと、それよりも機能が豊富な「Mobile」の両ブラウザは、携帯電話市場において広く使用されているが、同社は、Appleの「iPhone OS」、Googleの「Android」、Palmの「webOS」を搭載する新しいスマートフォンの登場により、問題に直面している。これらの製品には、ブラウザプロジェクト「WebKit」をベースとして、独自のブラウザが既にインストールされている。
Miniは、画面が小型で機能が少なく、ネットワーク接続が低速でユーザーインターフェースがそれほど高機能ではない携帯電話向けに設計されている。バージョン5では、お気に入りのウェブページの集合である「Speed Dial」、携帯電話向けになっていないウェブページのダウンロードを高速化するためのOperaのサーバによる圧縮、タブブラウジングなどの機能がサポートされている。
ノルウェーを拠点とする同社は、2008年4月のテクニカルプレビュー版に始まり、2010年1月の「Opera Mini 4.2 for Android」にいたるまで、バージョン5の前にもAndroid向けMiniの初期バージョンをリリースしてきた。同社はAndroid向けのOpera Mobileにも取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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