2006年。BlackBerryのビジネスツールから個人ユーザーをターゲットにした製品への変換は、「BlackBerry Pearl」の発表によって完了した。この携帯電話は、携帯電話の電子メール普及に貢献した象徴的な存在として、名声を獲得している。
Pearlは2006年秋に鳴り物入りで登場し、内蔵カメラとメディアプレーヤーが自慢だった。また、親指操作のトラックホイールがなくなり、代わりにトラックボールボタン、別名「パール」ナビゲーションが前面に搭載された。
従来のBlackBerryと比較して、サイズと形状に手が加えられて薄くなり、ストレート型に近いものになった。RIMの特徴であるフルQWERTYキーボードを縮小して、1つのキーに2つの文字を持たせることにより、個人ユーザーが手軽に使える寸法を実現したが、この妥協のおかげで、万人好みではなかったものの、多くのファンを獲得した。
グレーがかったブルーからピンクまで、さまざまな色が追加されたが、Pearlのデザインは今日でも基本的に変わっていない。
提供:RIM