NVIDIAは2020年9月、半導体設計大手Armを400億ドル(約4兆2000億円)で買収する計画を発表した。大手ハイテク企業各社は、この買収を懸念しているようだ。
Google、Microsoft、Qualcommらが反トラスト規制当局に対し、NVIDIAの買収について懸念を示し、少なくとも1社は買収を認めないよう求めたという。Bloombergが米国時間2月12日に報じた。NVIDIAがArmを買収することで、競合他社によるArmの技術の利用が制限される、あるいはコストが上昇する恐れがあると懸念しているという。
NVIDIAは、Armのライセンス供与先企業の成長と、さらなる市場への拡大を支援する考えだとしている。
NVIDIAの広報担当社は12日、電子メールで、「審査のプロセスが進む中で、Armのオープンなライセンスモデルを継続し、Armのライセンス供与先企業との透明で協力的な関係を確保するというわれわれの計画のメリットが、規制当局と顧客の両方に理解されると確信している」とコメントした。
GoogleとMicrosoftはコメントを控えた。米CNETはQualcommにコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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