Check Point Software Technologiesは、11月に入ってフィッシングメールが急増していると発表した。消費者が買い物に殺到する11月末のブラックフライデーとサイバーマンデーに向け、サイバー犯罪者たちが詐欺や情報不正取得を図っているという。
米国では11月第4木曜日(2020年は11月26日)が感謝祭で、その翌日の金曜日をブラックフライデー、週明けの月曜日をサイバーマンデーと呼ぶ。この時期から12月のクリスマスまでがホリデーシーズンとされ、クリスマス商戦が激化し、実店舗もオンラインストアも稼ぎ時だ。2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響により、オンライン通販が活況を呈しており、ホリデーシーズンに大きな売り上げが予想される。
Check Pointによると、サイバー犯罪者もこの機に乗じ、消費者をだまそうと大量のフィッシングメールを送信しているそうだ。具体的なデータは以下のとおり。
こうしたフィッシングの被害を防ぐため、Check Pointは、不自然なほど好条件の特売に用心し、個人情報を知らせないようにして、パスワード再設定を促すメールは疑う、といったアドバイスをしている。
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