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ブラウザ「Brave」が追求する新たな広告システム--仮想通貨でユーザーにも利益

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年06月25日 07時30分
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 「Brave」は、従来のオンライン広告をブロックしたりプライバシーを侵害するトラッカーを排除したりする機能を備えたブラウザだ。Braveでは現在、広告表示に関して独自の技術をテストしている。

 開発元のBrave SoftwareはMozilla Corporationの前最高経営責任者(CEO)Brendan Eich氏により設立されたスタートアップだ。同社は米国時間6月19日、Braveの早期アクセスプログラムに参加したユーザーを対象にテスト版のブラウザを提供し、事前に選定した250件の広告を表示するテストを行うことを発表した。Braveはブログで、6月中にテストの対象を拡大するとした。

 オプトイン方式であり、ユーザーがこの機能を有効にしなければ広告は表示されない。Eich氏は20日、「ユーザーらは既にオプトインを始めている」とコメントした。

 また数カ月後には、広告を表示したりクリックしたりしたユーザーに対してBraveの仮想通貨が支払われるシステムがテストされる。従来の広告と大きく異なるのは、ユーザーの関心に基づいてBraveが広告をカタログから選定し、ブラウザ以外にはその情報は共有されないという点だ。対照的に、広告業者の多くはユーザーを複数のサイトにわたって追跡し、ユーザーが制御できないところで個人の行動や関心についてのプロフィールを作成している。

 プライバシーに特化したサービスやソフトウェアを人々に売り込むのは難しい。だがその結果、プライバシーはより重大な取引の材料にもなっている。その例として、FacebookとCambridge Analyticaのスキャンダルではオンライントラッキングが大規模かつ高度な技術で行われていることが明らかになった。

 Braveは2016年に最初の広告ブロックブラウザをリリースし、Eich氏はこの取り組みを「プールに塩素を入れる」ようなものだと例えた。広告やオンライントラッキングをブロックするプラグインはすでに存在していたが、Braveによってそうした技術の普及が加速した。Mozillaの「Firefox」は着実に広告トラッカーのブロックを向上させており、Appleの 「Safari」の次期バージョンも「Intelligent Tracking Prevention(インテリジェント追跡防止)」機能をアップデートし、トラッキングを阻止しようとしている。

 Braveは、ウェブブラウザのシェアを独占している「Google Chrome」の基盤でもあるオープンソースの「Chromium」をベースにしている。これにより、Braveはウェブサイトとの親和性を増しただけでなく、ブロック技術の研究に投資することができた。同社が開発したブロック技術は人工知能(AI)を活用し、人間が関与する場合よりも速くトラッキングを検知できるという。

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