Brave Softwareが米国時間11月16日、Braveブラウザの新しいバージョンをリリースした。ユーザーは、「Brave Payments」システムを使用して、仮想通貨「Basic Attention Tokens(BAT)」で「YouTube」クリエイターに直接寄付できるようになる。
この無料ブラウザは、デフォルトで広告をブロックするが、ウェブサイトにユーザーが毎月匿名で寄付できるようになっている。よく訪問するウェブサイトにより多くの金額を寄付したり、いつでも資金を援助したいと思うお気に入りサイトを「ピン留め」したりすることができる。Braveは今回、ユーチューバーに対してもこれと同じことができるようにした。ただしクリエイターは、寄付を受け取るために登録する必要がある。
これは、オンライン広告の慣例を作り直そうとするBraveの試みの一環だ。
YouTubeは、一部で収入を得るための有益なある手段となっているが、オンラインで共有できる興味深いものがあっても、YouTubeで利益を上げるのは容易なことではない。YouTubeは4月、いくつかの問題を緩和するための取り組みとして、視聴1万回未満のユーチューバーの広告を制限した。Patreonなどを利用してクリエイターに寄付することはできるが、Braveは汎用的な決済システムを構築してこの処理を自動化したいと考えている。
Braveはユーチューバーへの通知を開始している。ユーチューバーが登録し、Braveのアプローチを広く宣伝してくれることに期待している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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