ビデオリサーチインタラクティブは1月25日、動画広告の広告統計サービスをもとに、2017年の動画広告出稿状況を発表した。なお、同発表は同社が独自基準に基づいて収集・DB化した、PCの動画広告やディスプレイ広告などの広告統計サービス「Web Ads Report Advance」をまとめたものになる。
2017年の1年間にPC動画広告(インストリーム広告)を出稿した広告主数は2330社。2016年の広告主数(1873社)と比べ、24.4%増加していることになる。なお、2330社のうち1278社は2016年に動画広告の出稿がなく、動画広告に関する広告主の裾野が広がっている結果となった。
また、業種別に2017年の動画広告出稿社数のシェアをみると、「旅行・観光」「レジャー」「官公庁」などを含む「他のサービス」が32%と最も多くを占めた。次いで「製造業」が25%、「IT業種」が12%と続く。それ以外の業種も含め、前年の傾向と大きな変動はみられなかった。
PC動画広告出稿社の業種別シェアについて、PC・スマートフォンのディスプレイ広告と比較すると、PC動画広告の方が相対的に製造業のシェアが高く、逆に専門店(小売)のシェアが低い傾向がみられた。
2017年に出稿されたPC動画広告(インストリーム広告)の推定出稿量を広告主別にみると、アマゾンジャパンが最も多く、日産自動車が後に続く。以下、Netflix、Perform(DAZN運営元)といった動画配信サービス事業者が上位にランクインした。
なお、PCの動画広告・ディスプレイ広告とも推定出稿量が上位20社に入っているのは、アマゾンジャパン、日産自動車、ソフトバンク、トヨタ自動車、楽天、ヤフーの6社となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」