ビデオリサーチインタラクティブは11月13日、2017年8月末にリリースしたスマートフォン広告のプランニングツール「Mobile Reach MAX」において、新たにスマートフォン行動ログをもとに作成した各種高関与ターゲットによるシミュレート機能を追加搭載すると発表した。
同機能は、国内スマートフォンユーザーでのリーチ(累積到達率)が最大になる組み合わせをシミュレートし、効率のよい順に順序づけて集計・可視化する機能。選定した個別アプリ・ウェブサイトにおいて、例えば「保険」高関与者などでのリーチが確認できるようになる。
標準搭載している「性×年齢別ターゲット」に加え、今回新たにスマートフォン行動ログから作成した高関与ターゲットを追加搭載。ニールセンデジタルのモバイルインターネット視聴データサービス「Mobile NetView」の視聴ログデータをもとに開発しており、2017年1月に発表したビデオリサーチとニールセンとの資本業務提携に関する新商品共同開発のひとつだという。
Mobile NetViewに分類・登録されている87個のサブカテゴリそれぞれに対し、個別標本ごとに当該1カ月間の総滞在時間をデータベース化。サブカテゴリそれぞれについて、「General(一般系)」と「Intention(目的系)」に分類する。
さらに、各サブカテゴリの総滞在時間の分布より「General」「Intention」それぞれに基準を設定し、当てはまるユーザーを「高関与者」と定義する。これにより、「保険」高関与者などの含有率が高いアプリ・ウェブサイトのファインディングにも活用できるようになった。
Nielsen Mobile NetViewは、日本全国の8000名の調査協力モニタから取得するアクセスログ情報を元に作成。従来のアンケート調査とは異なり、実際のユーザーのアクセス記録に基づくデータのため、アプリやウェブサイトの利用時間や利用頻度などの正確な利用動向データの提供が可能。さらに、利用者属性情報を含むパネル調査であるため、属性別の利用状況を把握できる。
データは、ウェブサイトの訪問、アプリの利用もしくは、スマートフォン全体での利用状況を参照でき、利用者属性、OS、電話会社、デバイスなどのフィルタを使用したデータ抽出にも対応する。
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