スマートフォンユーザーに自分のウェブサイトを見てほしいのならば、読み込み速度を上げた方がいい。遅いサイトの検索順位を引き下げることを、Googleが明らかにしたためだ。
Googleはかなり以前から、読み込み速度が速いウェブページを検索結果の上位に表示していたが、これまでその措置は、PCでの検索に対してのみ適用されていた。Googleは米国時間1月17日のブログ記事で、2018年7月からはモバイルでも、特に遅いウェブページの検索順位を引き下げることを明らかにした。
「人々は、できるだけ早く疑問に対する答えを知りたいと考えている」と、Google検索チームに所属するZhiheng Wang氏とDoantam Phan氏はブログ記事に記した。「調査結果により、人々はページの速度を非常に気にすることが明らかになっている」(両氏)
ただし、速度だけで順位が決まるわけではない。遅いページでも、ユーザーの検索内容に大いに関連するものは、検索結果の上位に表示される可能性がある。
ウェブをスマートフォンに表示するのは、ウェブサイトのプログラマーにとって難しい作業だ。スマートフォンはタッチスクリーンが小さく、メモリに制約があり、従量制のデータプランが適用され、プロセッサの性能が低いことも多い。ウェブとブラウザは徐々にその状況に適応しつつあるが、ユーザーはウェブブラウザではなくアプリによって、興味のあるオンラインサービスを利用する場合も多い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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