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IT企業の収益、アップル独走の陰で2位以降に変動あり

Jack Schofield (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 水書健司 高橋朋子 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)2017年05月30日 12時00分
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 IT企業は、会計年度が各社で異なる場合が多く、四半期決算の発表日もまちまちだ。そのため、どれほど超人的な記憶力の持ち主であっても、これらを正確に比較するのは容易ではない。

 だが、ひとつの簡単な棒グラフによって、あることが明確に見えてくる。古い秩序は崩壊したということだ。もはやIBMは、他のIT企業を圧倒する巨人ではない。その立場はAppleに引き継がれた。しかも、IBMはその序列において、GoogleとMicrosoftよりも下位に転落し、利益ではこの両社に遠く及ばない。

IT各社の四半期利益
IT各社の四半期利益

 筆者は2年前の「Apple towers over other IT companies in quarterly results」(Apple、四半期決算で他のIT企業を圧倒)と題した記事でも、これと同じ比較を行った。新旧の棒グラフを見比べると、最も目につく違いはGoogleの躍進だが、Facebookも健闘している。また、Appleの売上高が激減したように見えるものの、実際はそうではない。Appleの業績は季節によって変動し、2年前のグラフと今回とでは扱っている四半期が異なるからだ。

IT各社の四半期売上高
IT各社の四半期売上高

 新旧2つのグラフには、また別の理由で違っている部分がある。まず筆者は、グラフに含める企業として適切とはいえなくなった米Yahooを外し、代わりにOracleを入れた。そして、HPも今では1つの企業ではなく、2つの企業に分かれている。旧HPは、PCおよびプリンタ事業を手がけるHP Inc.と、エンタープライズ向けのIT製品とサービス事業を手がけるHewlett Packard Enterprise(HPE)とに分社された。その理由は、HPのPC事業がエンタープライズ向け事業の足を引っ張り、株価を押し下げていると考えられたためとみられる。

 しかし、この分社化は、一部予想と異なる結果をもたらしているようだ。HPのPC部門が新たな勢いを得て、世界最大のPCサプライヤーになったのに対し、HPEは同様の伸びを示していない。

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