HPEの次の四半期決算報告が米国時間5月31日に控えていることを考えると、このグラフを作成したタイミングは良くなかった。アナリストの予測によると、HPEの売上高は前年同期の127億ドルから96億ドルへと大きく減少する見込みだという(前年比で24%の下落)。
次にこれと同じようなグラフを作成するときは、DellとEMCの統合によって生まれた新企業Dell Technologiesを含めることになるだろう。移行の過渡期にあるDell Technologiesが3月30日に発表した2017年度第4四半期決算によれば、売上高は201億ドル、営業損失は17億ドルだった。2017年度通期では、売上高が616億ドル、営業損失が33億ドルとなっている。同社はまた、70億ドルの負債を返済した。
HP Incと同じく、Dell TechnologiesはPC事業で一定の成果を上げている。第4四半期のPC出荷台数は1100万台で、前年同期比8.2%の増加となった。また、「主要製品である『PowerEdge』の好調により、サーバ出荷台数で世界の首位に返り咲いた」と同社は述べている。
企業のIT担当者は、主要企業の財務状況に目を配った方がいいだろう。近いうちに業績が悪化する可能性のある企業からものを買いたい人など、誰もいないからだ。Digital Equipment Corporation(DEC)、Data General、Wang Laboratories、Prime Computerなど、かつての大企業が没落した例は枚挙にいとまがない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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