「人工知能(AI)クラブ」の部員が一気に増えたようだ。
AIの利用を研究する非営利団体「Partnership on AI」(PAI)は米国時間5月16日、新たに22のメンバーを迎えると発表した。新メンバーのうち8社は、Intel、eBay、ソニー、Salesforce.comなどの営利企業だ。対して非営利団体としては、電子フロンティア財団(EFF)や国連児童基金(UNICEF)などが加盟する。
新メンバーを得て拡大するPAIには、すでにコンピューティングの有力企業が名を連ねている。Microsoft、Google、IBMは古株だ(ただし、古いといっても相対的なもので、PAIが発表されたのは2016年9月だ)。秘密主義のAppleでさえも参加を決めた。
PAIは拡大に合わせて、新たな構想に着手する。
PAIは、この分野の具体的なトピックや部門について、ベストプラクティスを研究し明らかにするワーキンググループを組織すると述べた。また、AIの問題への参加を目指す非営利団体や非政府機関を援助するフェローシップも立ち上げるとしている。
PAIはまた、「AI、人、社会」をテーマにした優秀な論文を表彰する賞や、社会問題への対処にAIを活用する研究を奨励する「AI Grand Challenges」シリーズも創設する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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