ゼンリンは4月18日、アンケート調査「地図利用実態調査2017」の結果を公表した。日常生活における地図の利用実態を明らかにすることを目的としたもので、対象は全国の18~69歳までの男女で、インターネットを通じての調査を行ったとしている。
1年以内に地図を利用したことのある人の割合は91.4%で、商品・サービス別に見ると、「パソコン用インターネット地図サービス」が62.7%、「スマートフォン用のインターネット地図」が48.4%、「カーナビ」が29.6%、「ガイドブックや地図帳などの紙地図」が23.1%。スマートフォン用地図の利用は、2013年に調査した際の24.4%から、ほぼ倍増したという。
移動するとき利用する地図については、「スマートフォンの地図」が最多で54.9%。また、「パソコン用地図を印刷」したものと「スマートフォン地図のスクリーンショット画像」をみると、年代別に傾向が分かれているという。30代を境に、18~19歳ならびに20代は「スクリーンショット画像」の方が高く、40代以上は「パソコン用地図を印刷」の方が高い結果となり、「スマートフォン地図の“スクショ”が、若年層に広がっているイマドキの使い方」とまとめている。
また、位置情報サービス利用時に自分の位置情報を提供することへの抵抗感については、3年前の結果と比較して、「利用したことがないので判断できない」が減少し、位置情報サービスの利用が3年間で進んでいるという。また、「抵抗はない」人の割合は、「ナビゲーションアプリ・サービス」は8.5ポイント、「位置情報ゲーム」は10.5ポイント増加。位置情報ゲームにおける抵抗感がないと答えたユーザー増加の要因として「2016年に世界的に人気となった位置情報ゲームの影響も考えられる」と、同社では分析している。
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