LINE、チャットボットで顧客対応できる「カスタマーコネクト」を正式販売

 LINEは4月11日、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用した法人向けカスタマーサポートサービス「LINE カスタマーコネクト」の正式販売を開始すると発表した。2016年11月から一部外部企業などで試験運用を実施し、効果検証や各種システムとの連携などを進めていたという。

 LINE カスタマーコネクトは、コンタクトセンターがLINEを介して、AIや有人によるチャット対応や音声通話対応をすることで、状況やニーズに応じた適切なカスタマーコミュニケーションが可能になるサービス。対応効率の向上や、FAQ対応による問い合わせ対応母数の削減、それらによるコストの削減など、多面的な効果が期待できるとしている。

「LINE カスタマーコネクト」のイメージ
「LINE カスタマーコネクト」のイメージ

 具体的には、事前に登録したFAQをベースにした各種AIによる自動応答で対応する「Auto Reply」、各種チャットサービスと連携し、有人による細かなサポートが可能な「Manual Reply」、ウェブサイトに設置したボタンやリンクからIP電話に接続し、ユーザーの料金負担無しの通話対応ができる「LINE to Call」、携帯電話番号情報を基にオペレーターからユーザーのLINEアカウントにメッセージを送信し、LINE上のチャットサポートに誘導する「Call to LINE」の4つの機能を、企業のニーズや既存のシステム環境などに合わせて、各種連携システムから自由に組み合わせて実装できる。

 導入を希望する企業は、LINEのパートナー登録サイトからの申請、もしくは販売・運営パートナー経由で申し込める。なお、LINE to Callは4月11日よりベータ版の提供を開始し、Call to LINEは2017年夏にベータ版を提供する予定。

 正式販売開始にともない、販売・運営パートナーを拡充。トランスコスモス、サイバーエージェント、KDDIエボルバ、ベルシステム24、イー・ガーディアン、NTTソルコ&北海道テレマート、サイシード、テクマトリックス、モビルス、りらいあコミュニケーションズの計10社のパートナーにおいて、申し込みを受けつける。該当する連携サービスをすでに導入している場合、オプション使用の申し込みをするだけで、LINEアカウントとの連携を実装することも可能。

 さらに、LINE カスタマーコネクトの正式販売開始にともない、専用の料金プラン「LINE カスタマーコネクトアカウント」を新設する。これにあわせて、BEDOREが提供する汎用型対話エンジン「BEDORE(べドア)」については、LINEから「BEDORE for LINE」として販売代理店に提供、導入希望企業に販売する。

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