タブレット業界は縮小し続けているが、すべての企業がそうとは限らない。
市場調査会社TrendForceによると、Amazonの2016年のタブレット出荷台数は前年比99.4%増と大躍進し、「Amazon Fire」タブレットの出荷台数は1100万台以上となった。しかし、業界全体の年間出荷台数は6.6%減少した。
Appleの「iPad」の出荷台数は14.1%減の4255万台だったが、引き続き首位を維持し、サムスンを快調に引き離した。サムスンは2700万台とやや離れて2位につけている。
タブレット業界にとっては厳しい状況が数年続いており、四半期ごとに伸び悩む販売状況が報じられてきた。だがまもなく状況は上向くとみられ、調査会社IDCの2016年の予測では、2017年には再び成長が見込めるという。
TrendForceのアナリストであるAnita Wang氏は、「2016年は主要なタブレットブランドの総出荷台数がわずかに減少した」と述べている。同氏によると、Appleの出荷台数増は、年末商戦の堅調な売れ行きに支えられたものだという。
また同氏は、Appleが新たにiPadの3モデルを2017年にリリースすると予想している。それぞれ、9.7インチの「手ごろな価格の」モデル、12.9インチのモデル、10.5インチのモデルだという。
Lenovoもまた、2016年に出荷台数を伸ばし、12.3%増となる1090万台のタブレットを出荷した。一方、Microsoftの「Surface Pro」は1.4%減少して389万台にとどまった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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