「Amazon Echo」や「Google Home」といったクラウド接続のスマートなスピーカーは、ますます人々の生活に浸透しつつある。The Wall Street Journal(WSJ)によると、AmazonとGoogleは、これらの音声認識デバイスで今度は電話をかけられるようにする方法を検討しているという。
これは、人気が高まりつつある両製品に対する次の一歩として妥当であり、消費者が求めている機能でもある。プライバシーに関する懸念、通信に関する規制、救急サービスへのアクセス、そしてユーザーエクスペリエンスが、現時点での障害とされている。しかし、この機能は早ければ2017年中にも両方の機器に搭載される可能性があり、これらの機器を人々の日常生活にさらに浸透させるための新たな手段となる可能性がある。
音声対応のスマートホーム市場を制しようとするAmazonとGoogleの競争は過熱している。先陣を切ったのはAmazonで、2014年にスマートスピーカーのEchoを投入した。Echoには、音声を認識する人工知能(AI)アシスタント「Alexa」が内蔵されている。Echoは瞬く間に人気を集め、これに続く形で、Alphabet傘下のGoogleが2016年末にスマートスピーカーのGoogle Homeを投入した。
Googleの広報担当者は米CNETに対し、同社はGoogle Homeの新しいアップデート版の開発を続けているが、現時点で公表できる情報はないと述べた。一方、Amazonの広報担当者は「うわさや憶測」にはコメントしないとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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