iPhoneのホームボタンがこの世界から無くなるかもしれない。
Appleは「赤外線(IR)ダイオードを使用したインタラクティブなディスプレイパネル」に関する特許を取得した。タッチパネル内に設置されたバーチャルなホームボタンを使って、ユーザーがデバイスを有効化する方法に関するものだ。米国時間2月14日に米国特許商標庁(USPTO)が公開した特許出願書類によると、発売当初からiPhoneのスクリーンの下部スペースに設置されている、物理的なホームボタンに代わる技術だという。Apple関連の情報を追っているAppleInsiderが最初に報じた。
Appleの共同創業者であるSteve Jobs氏が2007年にiPhoneを発表して以来、丸いホームボタンはiPhone操作の中心となっていたが、2013年には廃止されるのではという憶測が飛び交いはじめた。Appleが「Touch ID」を発表し、「iPhone 5s」のユーザーはこの指紋認証センサを使用することでパスワード入力を省略できるようになったためだ。Touch IDセンサは現在ではホームボタンに搭載されている。
2015年にAppleがタッチパネルの液晶の内側に指紋認証センサを移すことになる特許を出願し、ホームボタンの必要が無くなったことで、この推測は高まった。
AppleがiPhoneを発売して10周年となる。多くの人が「iPhone 8」と呼ぶ次世代のスマートフォンは、ハードウェアに大きな変更が加えられるのではといううわさが次々と報じられている。物理的なホームボタンの廃止もそのような変更点のひとつとしてうわさされており、他にはガラスとスチール製のボディや曲面ディスプレイ、ワイヤレス充電、デバイスのロックを解除するための虹彩スキャナの導入、などがささやかれている。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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