他人のスマートフォンや携帯電話をこっそり見た経験について聞いたところ、「こっそり見たことがある」と回答した人で最も多かった世代は、既婚女性で36.8%、次いで女子高生が36.0%、女子大生が34.2%、独身女性が28.8%となった。
さらに、こっそり見たことがあると回答した人を対象に、こっそり見た相手を聞いたところ、各世代で最も多かった回答は、女子高生が「親」で51.7%、女子大生が「兄弟・姉妹」で35.5%、独身女性が「恋人」で70.0%、既婚女性は「配偶者/恋人」で81.2%となった。
続いて、見られたくないのに見られた経験について聞いたところ、「経験がある」と回答したのが最も多い世代は女子高生で42.7%、次いで女子大生で34.5%、独身女性では27.2%、既婚女性では25.1%となった。
見られたくないのに見られたことがあると回答した人を対象に、見られた相手を聞いたところ、女子高生と女子大生は「友達」でそれぞれ64.3%と51.4%。独身女性は53.1%が「恋人」、既婚女性は69.5%が「配偶者/恋人」となった。
スマートフォンを使用していて経験したことを聞いたところ、どの属性も「迷惑メールの受信」が最も多く7割を超えた。また、「詐欺メールの受信」においては全属性3割以上が経験あると回答している。「ワンクリック詐欺画面の出現」では女子高生の17.7%、女子大生の15.3%が経験しており、独身女性の8.4%や既婚女性の5.0%と差がでる結果となった。
また、「詐欺メール」「詐欺LINE」「詐欺電話」「ワンクリック詐欺画面の出現」「意図しないサイトへの有料登録」の経験がある人に支払いの有無に関わらず、実際に請求があった最高金額をフリー回答形式で回答してもらったところ、女子高生の請求額の中央値は12万円、女子大生は10万円、独身女性は8万円、既婚女性も8万円となった。
スマートフォンを使用していて驚いたこと、怖かったことを自由に回答してもらったところ、女子高生では「ワンクリック詐欺にあい、アダルトサイトを見ていることがバレそうになった」「ワンクリック詐欺でシャッター音があった」。女子大生では「有名なサイトを装った請求メールが来たこと」。独身女性では「LINE乗っ取り」「アダルトサイト閲覧の請求SMSがきた」。既婚女性では「位置情報の特定」などの回答があった。
スマートフォンのセキュリティに対する不安について聞いたところ、最も多かった回答は「ウィルス感染」となった。また、女子高生と女子大生は「電話帳などの個人情報の漏えい」、独身女性と既婚女性は「クレジットカードなどの決済情報の漏えい」が2位となった。
スマートフォンのセキュリティ対策として、何かしているかを聞いたところ、全属性で「特に何もしていない」が最も多い結果となった。対策していることでは、女子高生、女子大生、独身女性は「携帯会社がオプションとして提供しているセキュリティサービスへの加入」が最も多く、既婚女性は「スマートフォンの中で設定できる制限機能の利用」が最も多かった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス