ストリーミングサービスが2016年に米国で急成長したとする調査結果を、Nielsen Musicが米国時間1月5日に発表した。
これは、消費者がAppleの「iTunes」に代表されるデジタルダウンロードからストリーミング方式のサービスに急速に移行していることを新たに示すものだ。この変化によって、サブスクリプションが音楽業界で最も有力なセールスモデルになり(米国レコード業界の主要業界団体は、この変化が2015年に起こったと発表している)、音楽業界の成長ぶりはCD時代以来最大だとされている。
Nielsenの音楽業界調査担当シニアバイスプレジデントのDavid Bakula氏は、「2016年には、過去にフォーマットが移行したときより速いペースで音楽業界の環境が進化している状況がみられた」と述べた。Nielsenの報告書によると、デジタル販売は、CDからダウンロード販売への移行期における物理メディアの販売よりも急速に減少しているという。
5日に公開されたNielsen Musicの年次報告書によると、2016年、オンデマンドのオーディオストリーミングが音楽消費全体に占める割合は38%に拡大し、最も大きなシェアを獲得したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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