ブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)にあたる米国時間11月25日、米国で消費者によるスマートフォンやタブレットからの購入総額は12億ドルに上った。1日のモバイル売上高が10億ドルを上回ったのは、米小売業界史上初めてのことだという。Adobeが26日に公表したデータで明らかになった。
ブラックフライデーの総売上高も21%増加して33億4000万ドルとなり、30億ドルを初めて突破したとAdobeは述べた。感謝祭当日の購入分も合わせて、ブラックフライデー終了までの米国のオンライン購入総額は52億7000万ドルだった。
Amazonも、モバイル売上高が同様の成長を示したと報告している。
「感謝祭は、米国で瞬く間にAmazonのモバイルショッピングデーで最も忙しい1日となっている」とAmazonは25日、電子メールで述べた。「実際、感謝祭当日にAmazonの顧客から受けたモバイルによる注文は、2015年の感謝祭当日とサイバーマンデーの両方を上回った」(Amazon)
オンライン売上高が増加する一方で、人混みでごった返す地元の小売店にあえて出向こうという米国の消費者は減少している。感謝祭後に店舗で買い物をする予定だと述べた米国消費者は、2014年には28%だったのに対し、2016年にはわずか23%だったとBankrateは報じている。
Adobeによると、ブラックフライデーに最も売れた電気製品の上位5製品は、Appleの「iPad」、サムスンの4Kテレビ、Appleの「MacBook Air」、LGのテレビ、Microsoftの「Xbox」だったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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