子育てママがグロースハッカーに変身--デジハリ、リクルート、Kaizen、福岡市が養成講座

 デジタルハリウッド福岡校、リクルートジョブズ、Kaizen Platformの3社は7月5日、福岡市応援のもと協働し、未経験の子育てママをグロースハッカーへと育成する第2回「Growth Hack for Womenプロジェクト」を始動すると発表した。プロジェクトの一環として9月7日に開講予定の「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」の2期生も募集する。定員は16名。

「Mama Growth Hackerz」
「Mama Growth Hackerz」

 この取り組みは、福岡市の創業特区プロジェクトの一環として「Growth Hack for Women プロジェクト」を2015年にスタート。2回目となる今回は、時間や場所に縛られずビジネスの第一線で活躍できる「ママグロースハッカー」の育成および、仕事の機会提供と創業に向けて支援する。

 同プロジェクトでは、未経験のママをグロースハッカーへ育てるために、デジタルハリウッド福岡校で「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」を開講。8カ月におよぶ受講修了後は、ママグロースハッカーとしてデビューし、求人メディア「とらばーゆ」や「タウンワーク」のサイト改善など実務経験が積めるという。

 また、子育てママの学費負担軽減を目的に、学費を一部免除する奨学制度をデジタルハリウッド福岡校、リクルートジョブズが用意。両社が240万円ずつ負担し、総額480万円の奨学制度を準備している。これにより通常受講料53万5000円に対して、29万円~37万円の学費免除が受けられる。

 なお、同講座へ参加するには、「子育て中のママの方(0~19歳までの子供がいる)」「過去に企業での就業経験がある」「すべての授業へ出席できるようスケジュール管理できる」「クラスの仲間と共に意欲的に学び、積極的に課題へ取り組める」「修了後、在宅のグロースハッカーとして活動できる」という条件を満たす必要がある。

Growth Hack for Womenプロジェクト
Growth Hack for Womenプロジェクト

 受講が進むと、在学中からKaizen Platformへグロースハッカーとして登録でき、ウェブサイトのデザイン改善提案ができるようになる。デザイン案が採用された場合は、Kaizen Platformで定められた報酬(1件あたり2万円程度)が得られ、受講後は修了規定を満たした受講者に対して、デジタルハリウッド福岡校、リクルートジョブズ、Kaizen Platformから在宅向けの仕事情報が提供される。

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