(編集部注:米CNETによる「Pixel C」のレビューを2回に分けて翻訳して公開します。前編は12月14日に公開されています)
前編より続く。
「Pixel C」には「Android」の最新バージョン「Android 6.0 Marshmallow」が搭載される。インターフェースはGoogleアプリが中心となっており、こうしたサービスのヘビーユーザーである筆者にとっては実に便利だ。
当然ながら、Pixel Cでは音声検索「OK Google」がシームレスに動作する。本体の上端に内蔵されているマイクは4つで、一般的なタブレットより3つ多い。そのおかげで、本体が手元から離れていても「OK Google」という発声が認識されやすくなっている。
Android 6.0で登場した新機能が「Now on Tap」だ。起動するには、ホームボタン(本体下部の黒いバーの中央にある円)を長押しする。すると、スクリーンショットを撮ったときのように画面の周囲が白く光る。Now on Tapは、画面に表示されている内容を調べ、ユーザーが何をしているかに基づいて、検索結果の一覧を表示する。たとえば、恐竜に関する記事を読んでいるときにNow on Tapを使うと、文章中に出てきた特定の恐竜の検索結果や、詳しい情報がわかるウェブサイトへのリンクが表示される。
OK GoogleとNow on Tapを組み合わせると、どんなことでも簡単に調べられた。恐ろしいまでに簡単だ。考えたり、自分でGoogle検索をしたりしなくても、文字どおりタブレットに向かって質問するか、数秒間ボタンを押すだけで済む。
Android 6.0の新機能について詳しくは、レビュー記事を参照してほしい。
Pixel Cは、一目置かれるべき強力なタブレットだ。NVIDIAの「Tegra X1」プロセッサを搭載し、3DMarkのゲーミングベンチマークでは競合機種を圧倒した。そのグラフィックは感涙ものだ。筆者はゲームをプレイしたとき、操作を忘れて何か別のもの(絹のようになめらかできめ細かな風景)に見とれてしまうことが何度もあった。それほどまでに美しいからだ。
スクリーンは「iPad Air 2」より明るく、ピクセル密度も高い。iPad Air 2の264ppiに対して、Pixel Cは308ppiだ。また、iPadと横に並べて比較すると、筆者の目には同じくらいカラフルに見えた。Pixel Cのスクリーンで見たHDコンテンツは驚異的だ。HD動画は細かい部分までシャープに表示され、色も生き生きとしており、高光沢画面のおかげでコントラストもくっきりしている。
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