アドウェイズは10月26日、100%子会社である愛徳威軟件開発(上海)を通じて、EC市場全体の販売データを把握・分析できるサービス「Nint for Research」の提供を開始したと発表した。日本の主要ECモール・ECサイトにおいて公開されている情報を同社独自のロジックを用いて分析しているのが特徴だという。
同社によると、日本のEC市場規模(BtoC)は2014年、前年比14.6%増の12.8兆円、EC化率は4.37%だという。EC市場は、消費者のライフスタイルの変化とともに、拡大傾向にあり、メーカー・小売企業にとってのEC活用は重要度を増すとしている。その一方で、EC戦略に必要な情報、EC市場において、何が、どこで、どのくらい購買されているのか、といったデータは整理されていない状況だという。
そこで、「Nint for Research」では、オンラインでどのような商品が売れているのかといった「ECマーケットのトレンド把握」、オンラインでの購買トレンドを製品開発やマーケティングに活用できる「新製品のマーケティング」、オフラインとは異なるオンラインマーケットでのシェアを把握して事業戦略に活用できる「シェア分析」、さまざまなキャンペーン活動がオンラインでの購買にもたらした影響を検証できる「キャンペーンの効果分析」といったソリューションを提供するとしている。
また、「ジャンル」、「ブランド」、「価格」、「年齢」、「性別」の各セグメントからECマーケットの業種やブランドの動向を分析できるという。
同社によると、Nintシリーズは以前から楽天ショップを対象としたデータ集計をしており、蓄積されたデータによって、多くの情報を提供できるとしている。
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