生命保険業界トップ5のウェブメディアの活用状況をまとめてみました。
業界トップのAIAはFacebookや対応メディア数などを比較した場合、実は他の競合よりも劣っています。AIA社は「50歳以降でも入れる保険」など、ウェブを使わない「地方×高齢層」にアプローチをかけており、ウェブよりもテレビCMの露出を増やし、「簡単に加入できます」と訴えています。
地方×高齢層をターゲットとした動画がこちら。タイの高齢者の疑問にAIAスタッフが答えていく構成で、分かりやすい内容となっています。
業界2位のMuang Thaiは保険そのものではなく、会員特典に焦点をあてた独特のアプローチです。MuangThaiの保険に入れば、メンバーとして、スキューバや映画、ゴルフなどの特典が得られるいったものであり、保険そのものではなく、特典にフォーカスしたコミカルな内容となっています。
最後に有名なのは、何と言ってもThai Life Insurance。感動をテーマにしたCMは、2012年度にカンヌ国際広告祭銅賞、アジア太平洋広告祭銀賞、タイADMAN広告祭銀賞、タイB.A.D広告祭最優秀CM監督賞など世界的な広告賞をいくつも受賞しています。
「便利、面白い、感動」と、三者三様のアプローチですが、実はこのキーワード、タイ人マーケットを考える際には非常に大切なポイントとなります。次回のコラムではタイ人集客のポイントをまとめてお伝えしますが、高齢化社会に入ってくる今後のタイで生命保険がどのように受け入れられていくのか、今後も注目です。
私自身も先日Ocean Life(第一生命)の養老保険に加入いたしました。受け取りが10年後になりますので、為替が大きく変わらないことを祈るばかりです。
2006年京都外国語大学卒。
同年、株式会社インテリジェンスオフィス(株式会社リクルート正規代理店)入社。リクルーティングプランナーとして、京都で2000社以上の採用活動をサポート。
海外での転職を決め、アジア各国を回りながら就職活動を経て、2013年にアウンタイラボラトリーズ入社。
現在はタイを中心に、SEMを含むマーケティング活動を支援している。
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