(編集部注:米CNETによるノートブック購入ガイドを前編と後編に分けて翻訳して公開します。前編は7月8日に公開しています)
前編より続く
大半のノートブックに搭載されているプロセッサ(CPU)のメーカーは、製品ラインを1~2年ごとに更新している。最大手Intelの「Core i」シリーズCPUは現在、第5世代であり、「Core i3」「Core i5」「Core i7」プロセッサ搭載というラベルが貼られたコンピュータをよく見かけるはずだ。一部の超薄型システムには、Intelでも別系統の「Core M」というプロセッサが採用されているが、米CNETがCore Mシステムをテストした限りでは、(新しい12インチ「MacBook」でさえ)パフォーマンスもバッテリ持続時間も十分とは言えなかった。ほとんどのCore Mシステムは価格が割高であることを考えると、なおさら残念な結果だ。
低価格のノートブックや、小型ハイブリッドデバイスの多くは、Intelの「Atom」を採用している。省電力のCPUで、基本的なウェブ閲覧や動画ストリーミングには十分だが、1日中作業するような状況では、どうしてもストレスを感じてしまう。
一般的な用途であれば、IntelのCore i5(現行の第5世代、または1つ前の第4世代)以上のプロセッサを搭載するモデルがいいだろう。競合するAdvanced Micro Devices(AMD)は現在、「A-Series」プロセッサの第6世代を提供している。A-Seriesは比較的低価格のノートブックに採用されていることが多いが、これまでにも見てきたように、バッテリ持続時間の短さは、(もっと価格が高ければ)同等のIntel搭載システムとそれほど変わらない。
最近のノートブックには、従来の回転円盤式のハードディスクドライブ(HDD)を搭載するモデルもあれば、ソリッドステートドライブ(SSD)、つまりフラッシュメモリを搭載するモデルもある。フラッシュメモリは、「iPhone」やSDカードで使われているのと同様のものだ。容量の小さいSSD(モデルによっては20Gバイトや30Gバイト程度)と、大容量のHDDを組み合わせたハイブリッドドライブも増えている。理論的には、SSDでシステムの起動やアプリケーションを開くのが速くなる一方、音楽や動画といったサイズの大きなファイルは今までどおりHDDに保存することができる。
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