これほど含みのある質問は他にないだろう。Windowsユーザーが評価しているのは、柔軟性が高く、非常に細かい調整やパーソナライズができるという点だ。ハードウェアのバリエーションは無限と言ってもいい。またMicrosoftは、混乱を招いた「Windows 8」でのつまずきや、それに伴う不評を、「Windows 10」である程度是正できるものと期待している。
一方、AppleのMac OS Xは、限られたデスクトップとノートブックでしか利用できない。とはいえ、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたプラットフォームは、全体的な体験の安定性や信頼性を大きく高めており、OS Xのユーザーフレンドリーなレイアウトとコントロールを好むユーザーは多い。次期メジャーアップデートである「OS X El Capitan」は、2015年秋に登場する予定だ。
最後に、Windowsの方が、特にフリーウェアやゲームについては、利用できるソフトウェアライブラリがはるかに充実している。
実に難しい問題だ。同じことが、ほとんどのテクノロジカテゴリについて言える。どんな新しいハードウェアも、毎日一歩ずつ旧式化への道を進んでおり、そう遠くない将来のどこかの時点で、必ず新しいバージョンが登場することになる。この事実を受け入れてしまえば、もっと力を抜いて、楽しく使える製品を買えばいいと思えるようになり、新モデルをうらやむこともなくなるだろう。
Windows 10は米国時間7月29日にリリースされ、現在Windows 7やWindows 8、「Windows 8.1」を使用しているユーザーは(提供開始から1年間は)無料でアップグレードできるという点を覚えておこう。アップグレード作業で以前ほどの混乱は起きないはずだ。
PCメーカーの多くは、Windows 10のリリースを目前にして、Windows 8がインストールされた新製品を出荷しているが、それはユーザーがすぐにWindows 10をダウンロードするだろうと見込んでのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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