(編集部注:米CNETによるノートブック購入ガイドを前編と後編に分けて翻訳して公開します。後編は7月10日に公開しています)
モバイルPCの購入は、選択肢が従来のクラムシェル型ノートブックしかなかった時代でも十分に大変だった。今では大量のクラムシェル型デバイスに加えて、PCと同じOSとプロセッサを搭載するスタンドアロンのタブレットや、ディスプレイの取り外しや折り返しができるハイブリッドデバイスまである。
しかも、現在のノートブックは大半のモデルがOSにMicrosoftの「Windows 8」を搭載しており、大きく様変わりする「Windows 10」が2015年夏に公開される予定だ(ただし、後編のFAQで説明するように、この点は悩まなくてもいい)。
画面サイズ、予算、特定の用途向けの機能などを検討する前に考えなければならないことも多いが、それよりも先に、購入の参考になりそうなおすすめのモデルをいくつか挙げておこう。
低価格のノートブックなら、199ドルの「HP Stream 11」を検討してみてほしい。非常に安価な11インチのクラムシェル型ノートブックで、省電力のIntel「Celeron」チップを搭載し、Windows 8が稼働する。基本的な用途には十分に使えて、実際のバッテリ持続時間も妥当なところだ。低価格モデルでこれ以外の選択肢となると、ほとんどがGoogleの「Chrome OS」を搭載する「Chromebook」ということになるだろう。Chromebookは基本的に「Chrome」ウェブブラウザであり、他の機能はごく限られている。299ドルの「Toshiba Chromebook 2」は、価格をおさえながらも平均以上のディスプレイを搭載している。ただ、Chromebookはあくまでもオンラインが前提のマシンであることに注意しよう。
13インチ「MacBook Air」の価格が999ドルであることを考えると、「MacBook」シリーズは本当の意味でメインストリームになったと言える。今でも実用的で、価格も手ごろであり、一日中使えるノートブックだ。とはいえ、13インチ「MacBook Pro」の現行バージョンには、高解像度の「Retina display」など、他にも非常に多くの特長があるため、300ドルを上乗せするだけの価値はある。自分の予算や目的に合ったMacBookをどう選ぶかについては、これまでにもたびたび紹介してきたとおりだ。
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