より一般的な中型のノートブック(たとえば、皆さんが今デスクの上に載せているような15インチモデル)は、週に2回以上持ち運ぶとなると、あまり快適とは言えない。もっと小さなモデルを選び、デスクトップで使うときには外部モニターに接続することを考えた方がいいだろう。
最後に、ノートブックを持ち運ぶことは決してなく、あったとしても非常にまれと断言できる場合には、デスクトップに代わる17インチ以上の大型ノートブックも選択肢に入ってくる。こうした大型ノートブックは、電源に接続されていなければ、あまり長時間は駆動しないことに気を付けよう。また、最近確認したごく一握りの想定ユーザーは、主にPCゲーマーだ。
これまでに膨大な数のノートブックのテストとベンチマークを実施してきてわかったことが1つあるとすれば、多くのシステムが、見えない部分では驚くほど似通っているということだろう。ほとんどのノートブックは、CPUもハードドライブも、RAMやビデオカードも同じ在庫品から作られていると言ってもいいくらいだ。心配になるほどコモディティ製品に近づきつつある。
そこで重要になるのがデザインだ。同じクラスのノートブックが、ほぼどれも同じような部品を採用し、動作も変わらないのだとしたら、モデルを選ぶ実際の基準は、見た目や雰囲気ということになる。
ノートブックを、はっきりと目に見える自分の個性の延長だと考えてみよう。ノートブックを持って一日中移動する人もいるだろうし、国中を飛び回る人もいるかもしれない。電子メールの送信にも、個人的な写真や文書の保存にも、ソーシャルネットワークでの友人との交流にも、ノートブックを使う。
ジャケットや眼鏡といった服飾品のように、ノートブックも自分に合ったスタイルとデザインのモデルを選べばいい。また、快適で使いやすいと感じるキーボードとタッチパッドを備えたモデルを選ぶことも重要だ。Appleはこの点を非常にうまくやっている。MacBookも、内部は他のノートブックとさほど変わらない(もちろんOSは別だ)が、ヒューマンインターフェースツールは素晴らしく、そのデザインは今や多くの人がノートブックかくあるべしと考える標準になっている。
そのことを裏付けているのは、現在の薄型ウルトラブックの人気だ。また、12インチMacBookやDellの「XPS 13」といったデザイン性の高いノートブックにつきものの売り文句も同様である。
ノートブックは大きな買い物であり、少なくとも数年間は毎日使い続けることになるだろう。気に入ったデザインと、わずかに違うスペックとで、どちらを選ぶか迷っているなら、最近のメインストリームのノートブックはほぼすべてが日常的な用途に十分対応可能な性能なので、デザイン重視で選んでいい。
後編に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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