Similar Webの検索結果によると、イトーヨーカドーとBig Cの2015年5月のPV数はともに33万と出ており、流入数は日本と同じ規模感まで達しています。ただし、イトーヨーカドーは自然検索結果からの流入が27.1%に対して、Big Cの自然検索結果からの流入は54.4%です。
直接流入が多い理由として、次の3つの要因が考えられます。
実際にタイで「ซุปเปอร์มาร์เก็ต ออนไลน์」(スーパーケット オンライン)と検索をしても、有料広告は1社も出てきません。「ช้อปปิ้งออนไลน์」(ショッピング オンライン)では、ECサイトの有料広告は多数ありますが、スーパーマーケットは出稿がありません。
ECサイトは近年タイでも競合が激化し、リスティング対策が必須になっています。近い将来ネットスーパーも多くの企業が参入し、ウェブ対策が必須になってくる可能性が高いと予想しています。
タイのネットスーパーは、配送システム、決済、アプリなどは充実してきていますが、いまだに、いわゆる「配送業者」という認識が強いです。たとえば、セブンイレブンが高齢者に合わせて健康志向の商品を届けたり、リピーターにレコメンド機能を入れたりするような、顧客に合わせた「付加価値のあるサービス提供」を行えていないのが現状です。
タイも今後は高齢化社会に入り労働人口も減ると言われています。一人ひとりに合わせたサービスの提供が1つのカギになってくるかもしれません。
私も、日本人向けの惣菜やお弁当などのデリバリーをしばしば利用します。日本人向けは配送エリアが極端に狭いことが問題ですが、タイ人のスタッフさんが「デリバリーいいですよ!」とカタコトの日本語で丁寧に対応してくれます。バンコクにお越しの際にはぜひ利用してみてください。
2006年京都外国語大学卒。
同年、株式会社インテリジェンスオフィス(株式会社リクルート正規代理店)入社。リクルーティングプランナーとして、京都で2000社以上の採用活動をサポート。
海外での転職を決め、アジア各国を回りながら就職活動を経て、2013年にアウンタイラボラトリーズ入社。
現在はタイを中心に、SEMを含むマーケティング活動を支援している。
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